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礼状例文集Top > 礼状・挨拶状の書き方 > 便箋の枚数 |
手紙には、一枚に収まってしまった時にわざと白紙の便箋を重ねて二枚以上にする手紙があります。 便箋の枚数の使い分けとについて解説しています。 手紙の内容によって便箋の枚数は変わります。 1枚におさめる手紙 重なるイメージがタブーとされる弔事の手紙は、「不幸が重ならないように」という意味を込めて 一枚の便箋におさめます。 2枚以上重ねる手紙 通常の手紙では、内容が一枚におさまる場合は、白紙の便箋を重ねて二枚にします。 1枚で書き終わってしまった便箋に白紙の便箋を重ねる意味には、いくつかの説があります。 「離縁状や果し状など、縁起が悪いとされる種類の手紙が1枚の書状なので、 縁切りを連想させる1枚の手紙は失礼とされた」説や 「1枚だけだと裏側から透けやすく他人にも読めてしまうため、透けないようにするための心遣い」という説や 「昔から短文の手紙は失礼にあたるとされたことから「文面は1枚で終わってしまったが、本当はもっと書きたいという気持ちを白紙であらわした」という説など。 いずれの説も礼を尽くし、敬意を払う日本人らしい文化と言えます。 正式な場面での手紙や日本の伝統を重んじる相手に対しては、白紙をつけるか2枚目にかかるように手紙を書くことが無難でしょう。 |
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